京都駅を出て、西側へ歩き、堀川通り手前の油小路通りを少し入ったところに道祖神社があります。
戦国時代に別の場所で祀られていた道祖伸を豊臣秀吉の時代に今の場所に移したそうです。
京都の神社にしては小さな構えの神社ですが、かなり歴史のある神社です。
扁額が割れているのが気になりますね。
祭神は猿田彦命、天鈿女命の二柱
祭神は旅の神である猿田彦命と芸能の神である天鈿女命の二柱で、夫婦として祀られているので、良縁祈願、夫婦和合の神様として信仰されています。

神社の入り口には平安時代の装束で仲良く手を取り合う男女の像が刻まれています。
夫婦がいつまでもこのように仲良くありたいものです。
カップルで参拝するといいそうです。
うちは連れだって35年の夫婦ですが、一緒にお詣りするのは気恥ずかしくて。
夫婦も一緒にいるのが長くなると、親子関係(僕が子供)みたいになってしまいますね。
毎日、些細なことで叱られるし。

新選組の屯所があったとされる不動堂明王院
道祖神社の横には不動堂明王院があります。
空海が東寺に入ったときに、鬼門に不動明王を祀ったのが始まりです。
一見、弘法大師様が建立した寺院とは思えない構えですが、自ら霊石を刻んだ不動明王像が井戸の底に封印されているそうで、今は誰も観ることはできないようです。
とても神秘な御堂ですね。
堂内にはたくさんの赤い提灯がぶら下げてえありますが、その中に「新選組まぼろしの屯所」と書かれた提灯もありました。
西本願寺の次の屯所がこの一帯にあったとされことから、幻の屯所と呼ばれています。
今は狭い場所で、大所帯の新選組の屯所があったとは思えないですが、当時はもっと開けていたのでしょう。
