出町柳側から下鴨神社へ至る参道は鬱蒼とした森の中。
この場所は「糺の森」と呼ばれ、縄文時代からこの地に存在する太古の森です。

広さは3万6千坪もありますが、かつては150万坪もあったそうです。
ケヤキ、エノキ、ムクノキなどの広葉樹で森が形成されていて、学術的にも貴重な存在です。

下鴨神社へ行く道中、この森の神秘的な空気に、汚れた心が洗われていくようです。
魂が洗われ、癒される。
糺の森には何か特別な効能があるような気がします。
僕は年に一度はこの場所を訪れ、失った精気を取り戻しています。

歴史ある大きな神社の周囲は深い森で囲まれていることが多いです。
木にも命があり、言葉は話さないけれど、何か感情のようなものは持っているように思います。
観葉植物に言葉をかけながら水を与えるとその植物の生育がよくなるように、きっと人の思いを感じ取る力があるのだと思います。
森は感情を持った植物の集合体であり、人の気持ちを感じ取り、癒してくれる効果があるものと思います。
画像は2016年5月5日に撮影しました。
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