6月の始め、梅雨入り前で真夏ような陽射しが照り付ける午後、京都駅南側を歩いてみました。
ポルタ、ヨドバシがある京都駅北側方面はよく歩くのですが、南側はイオンモール京都くらいまでしか行きませんでした。
京都駅南側の見どころと言えばやっぱり東寺でしょうかね。今日は東寺を最終地点として歩いてみることにしました。
イオンモール京都のSAKURA館、KAEDE館の間の道を抜けてしばらく歩くと九条通に抜けます。
東寺に向かうには九条通を西へ進みます。
近鉄東寺駅
油小路交差点を渡って、しばらく歩くと近鉄東寺駅がありました。


京都駅の次の駅ですし、ここで下車する人は東寺への参拝客くらいなのか、随分こじんまりした駅舎です。
ミニシアター京都みなみ会館
近鉄東寺駅を過ると京都みなみ会館があります。僕はまだ入ったことはありませんが、通好みの名画を上映するミニシアターです。

オフィシャルサイトによれば、1Fに126席のScreen 1、2Fに54席のScreen 2と30席のScreen 3の3つのスクリーンがあるとのこと。
2Fへは表にある階段を上がっていくようです。
東寺に到着
九条大宮交差点まで出ると、目の前に五重塔が見えました。バラエティ番組で京都の観光地が紹介される際によく映される搭です。新幹線からもよく見えるので、京都タワーと並んで京都のシンボルのような存在ですね。

南大門より境内へ
九条通に面した南大門は東寺の表玄関のような存在。幅が約18メートル、高さが約13メートルと東寺の門の中でも一番大きく壮大な構えの門です。元は三十三間堂にあったものを明治28年に東寺に移築したそうです。
ではその前まではどんな構えになっていたのか?たぶんもっと小さな構えだったのでしょうかね。今は九条通という大きな道に面しているからこれくらいの大きな構えの門で丁度釣り合うでしょうけど、明治28年以前、特に江戸時代頃は九条通ももっと細い通りだったでしょうから門もこじんまりとしていた方が釣り合いが取れていますよね。

南大門から境内を覗くと、金堂全体が眺められます。なるほど門から金堂までって、南大門から覗いて金堂全体が見えるような距離にしたのかな?なんて思わせます。
修行大師像
南大門を潜ってすぐ左側に修行大師像がありました。
弘法大師空海が修行のために各地を巡礼した際の装束の立像です。空海というと真言で様々な奇跡を起こしたというイメージがありますが、この立像を拝見するだけでも神々しいというか、何かご利益がありそうな気にさせます。早速、御祈祷させていただきました。

国宝 金堂
金堂は東寺の中心的な存在の建物で国宝です。
1486年に土一揆が起こった際に焼失したのですが、その後1603年に豊臣秀頼の寄進により再建されたのが現在の建物。立派な造りは入母屋造本瓦葺きという様式です。

中に入るには拝観料が必要なので、今回は入堂しておりませんが、堂内には本尊の薬師如来坐像と日光菩薩、月光菩薩の両脇侍像が安置されているそうです。
薬師如来は大医王、医王善逝(いおうぜんぜい)とも称するように病苦を取り除いて悟りに至らせようと誓った仏様。人間から見ると病気にご利益がある仏様ということですね。
弘法大師空海の住まい 御影堂(大師堂)
大師堂とも呼ばれ、弘法大師空海はここで講堂の立体曼荼羅を構想し、造営工事の指揮をとったそうです。
前堂、後堂、中門の3部分からなる複合仏堂で後堂には空海の念持仏とされる不動明王坐像が安置されています。誰でも無料で拝観できます。

北総門
境内を北に向かうと北総門に出ます。南大門と比べるとかなりこじんまりとした門です。

北総門から北へ歩き、左手に洛南高校の校舎を眺めながら進むと八条通りに抜けました。

八条通りに出て、そのまま通りを京都駅に向かって歩き、今日のぶらっと歩きは終了です。
東寺は境内を抜けただけでしたので、詳しくは紹介できませんでした。もっと知りたい方は東寺の公式サイトを閲覧してみてください。

歩いた日:2022年6月9日の昼過ぎ
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