6月も下旬を迎え、2020年ももう半年を過ぎました。
この時期、各神社では「夏越の祓え」の行事「茅の輪くぐり」が行われます。
「茅の輪くぐり」とは藁で作った大きな輪の中をくぐり、半年間の穢れを祓う儀式です。
茅の輪のくぐり方
ただ単に輪の中をくぐるのではなく、ちゃんと作法があります。
- くぐる前に一礼をする
- 「水無月の夏越しの祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱えながら左回りにくぐり、輪の前に戻る
- 2回目も一礼をし、同様に唱えながら右回りにくぐり、輪の前に戻る
- 3回目も一礼をし、同様に唱えながら左回りにくぐり、輪の前に戻る
- 最後に改めて一礼をし、輪の中をくぐり、神前に進んでお詣りをする
つまり左回り、右回りを繰り返し、8の字を書くように回るということですね。
夫婦や友達連れなら、恥ずかしがらずにできそうですが、一人だと少し勇気がいりますね。
京都の有名神社三社の茅の輪くぐりの様子
6月21日の日曜、久しぶりに京都を散策しました。
伏見稲荷と東山界隈の二社、平安神宮、八坂神社です。
各社共に茅の輪が設置されていました。
伏見稲荷
伏見稲荷の茅の輪は楼門に設置されていました。
門柱と茅の輪の間に間隔がないため、作法通りにくぐることができなかったです。
その代わり、本殿に行くには絶対に茅の輪をくぐらないといけないですね。

平安神宮
平安神宮の茅の輪は応天門の真ん中に設置されていました。
くぐりたくない人は左右にある入り口から境内に入ればいいです。
僕は作法通りに8の字くぐりを行いました。
周囲にあまり人がいなかったので、この機会にトライしてみました。

八坂神社
八坂神社の茅の輪は本殿横の通路に設置されていました。
これだけのスペースがあれば作法通りにくぐることができます。
少しばかり行列ができていましたが、ほとんど男女ペアですね。
ひとり歩きの僕は列に並ぶ勇気がなく、ただ眺めていただけでした。

コメント