東本願寺に寄ったついでに周辺を散策しました。
上珠数屋町通から間之町通へ入ると、「文子天満宮」がありました。
「文子」は「ふみこ」ではなく、「あやこ」と読むようです。
「あやこてんまんぐう」ですね。
鳥居の横に設置された石柱には「天神信仰発祥の神社」と彫られています。
案内板を読むと、この神社の祭神は菅原道真公とのこと。だから天満宮なんですね。
京都には北野天満宮という有名な神社がありますが、この神社は北野天満宮の前に道真公をお祀りした神社だそうです。
道真公の乳母だった多治比文子(たじひのあやこ)の元に道真公から今の北野天満宮がある場所に祀るようにお告げがあったんですが、当時の文子は社殿を建てるだけの財力がなく、仕方なく自分の住まいであったこの場所に祀ったそうです。
確かに敷地は狭いですね。
境内はこじんまりとしています。平日なのか参拝客は僕だけ。閑散としています。
本殿には道真公を祀っているだけあって、「学問の神様」と書かれた看板が設置されていました。
多治比文子の像です。生きているかのようなその表情。なかなかの美人ですね。
境内には本神社の年表と縁起図が展示されています。
まとめ
京都の北野天満宮は学問の神様として、広く知られていますが、その前身となるのが文子天満宮。
北野天満宮と合わせてお参りしたい神社です。
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